月々の手入れ『開花前後の手入れ』
講師 星隈秀雄
1,良い花咲かせる手入れ
・早めに芽欠き、副蕾と脇芽をとる事(毎朝欠かさず)
(写真は副雷を取り除くのが遅くなってる例です。)
2,薬剤散布
・薬害防止の為、1.5~2倍ほどの薄い液で、うどんこ病・べと病などの対策をする。
・ゾウムシ(3mm程度)の被害が多い時期。薬剤が効きずらいので捕殺する。症状としてバラの穂先が縮れたり、垂れ下がったりする。黒い小さな斑点部分に卵を産み付けるので切り取り圃場に捨てず処分する。
・ アザミウマ(スリップス)対策として蕾が見え始めたら薬剤散布を上からも掛ける。
3,潅水
・地植えは必要無し
・鉢植えは土の表面が乾き次だい与える 。
4,5月開花後の手入れ
・お礼肥を与える。今から新しい枝が出て樹形形成に大切な要素である。
・液肥(速効性)+緩効性肥料を同時に与えて良い。
・コンテストなどで花枝を長く切り取った時は、樹形に残る葉数が少ないので、樹形が回復するまで2番花は咲かせない。
・ベイサルシュートや途中シュートが出始めるので、早めにソフトピンチを行い秋開花用剪定枝の充実化を図る。
(4月は永嶋義範が担当しました。)