2024/01/28

1月の講習会

 月々の手入れ『春花の剪定のやり方』

講師 星隈 秀雄

第144回春のばら展が5月1日(水)~5月3日(金)に開催が決定しました。
いつもは、ゴールデンウイーク明け頃なので2月中旬頃に剪定されているのではないかと思います。
今回はばら展が約1週間は早いので、3週間~1ヶ月早く剪定しても良いのではないかと思われます。
私は1月13日に剪定してから元肥入れをしました。
皆さんも1月末までには遅くても剪定した方が良いと思います。

芽が膨らんで無い枝(強剪定・ナックルカット剪定)と弱剪定では、開花日数にも若干違いが出ます。それも考慮しましょう。

先ずは、根本から樹液が何処に盛んに流れているか観察しましょう。充実した枝は秋の開花で枝が良く伸びてます。また枝も寒焼けをして赤く染まってます。
老化した生気を感じない枝は残しても良くなりません。思いきって除去しましょう。

後は、春の開花の状態を想像しながら、何処の芽で剪定したら他の花枝とぶつからないかと、この枝から何本咲かせるかを私は考えて剪定してます。その通りになるかが楽しいです。

ただ困ってしまう株もあります。特に1本だけが成長が良すぎる場合、他の枝に養分が行かない為にその枝が衰えます。その時は、成長が良すぎる枝を除去するか、枝を多く出させるような強剪定して樹形を整える事に注力します。







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『座談会』


  • 総会の開催及び懇親会の件 4月6日(土)
  • 配布苗は4月13日(土)定例会開催時に変更
  • 第144回春のばら展開催の変更内容概要説明
    1. 展示写真サイズ変更
    2. コンテスト内容変更
    3. 鉢ばら展示の強化
以上説明が行われた。




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『剪定 ばら園にて実習』

講師 星隈 秀雄


天気が悪く雨の降らない時間帯に急いで開催した。




雨も降ってきたので鉢の剪定も江上氏にて行う。


12月の講習会

 月々の手入れ『大苗の植付、移植、つるバラの誘引』

講師 星隈 秀雄


12月は気温も下がり、元肥を入れたり植付や移植の適期です。根は少々切れてもかないませんが、根を乾かさないように行ってください。

当初植え付ける際、多肥と寡肥や寡潅水など、グループ分けして植えて置くと移植する必要はありません。

もし植付や移植する場所が以前バラを栽培している所に植付するなら、新しい用土を客土して植えてください。連作障害(嫌地現象)を起こさない為です。
私は植付1ヶ所に赤玉小2袋を客土に使用しています。

植付場合60×60×60センチ以上耕し植えます。大きい方が後々の成長を考えると好ましいようです。植え付けた後、株下を掘る事が出来難くなります。最初の植付が肝心です。


ツルバラの誘引は折れにくい12月が適期です。1月までには行いましょう。
古い老化した枝は除去し、新しく伸びたシュートは先端を約30センチ切って横になるように誘引します。
新しいベイサルシュートを地面に低い曲げて横に誘引し過ぎると老化枝に早くなりますので注意してください。
1月は寒くなりますので、12月の暖かな日の作業をお勧めします。



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『座談会』

2つのグループに分かれて座談会を開催した。





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『鉢栽培について(植え替え)』

講師 江上志郎司

12月の手入れのポイント、培養土の調合例、鉢の植え替えの実演が行われた。







2024/01/13

11月の講習会

月々の手入れ1年間のまとめと反省・整枝と元肥入れ』

講師 星隈 秀雄



秋の開花も終わり、1年を振り返る時期です。
春から現在までバラがどうだったでしょうか。? 良い花は咲きましたか。?

  • 潅水
  • 病害虫(消毒)
  • 施肥
  • 剪定時期
などの項目に分けて検証しましょう。

バラは12月からスタートです。計画を立てて生かしましょう。きっと良い花が咲くと思います。

土壙栽培の方は、この時期土壌分析に出して、内容を参考にし、12月の施肥で土壌改善しましょう。

整枝作業

この時期に行うのが良いと思う。

秋花の状態を記憶しいるので、切除する枝が分かりやすい。

12月には施肥作業で根を切るので、バランスが保たれる。

12月の施肥の際、障害になる枝が少なく作業がやりやすい。

春花の為の剪定が楽。


冬の元肥作業

休眠期なので多少根が切れても問題はありません。

出来るだけ株元から30cmは離した位置を30cm位深く耕し、肥料と堆肥を攪拌し、表土が雨で叩かれても固くならないよう、上にマルチングを施せれば申し分ありません。

肥料の量は、各土壌の状態が違うので各自で調整してください。

ちなみに私の所は、長年の蓄積で燐酸と加里が過剰なので、窒素分を主体とした有機肥料を施してます。

本日、植物園のばら園にて、福岡バラ会のばらで実習します。





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『座談会』

                                 

今回は、来年度配布苗の検討が行われた。


下記6品種に決定した。
  • シノブレド
  • みわく
  • パパメイアン
  • 初恋
  • みつえ
  • レディラック
上記穂木用枝を次回12月の定例会時に依頼者は持参する事。

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『元肥入れ ばら園にて実習』

講師 星隈 秀雄

福岡植物園のばら園(福岡バラ会)にて実習が行われた。

要らない枝などの整枝作業が行われた。

もうこの時期には、勢いが良く充実した枝は赤く焼けた色に染まっていた。

回りを円形状に掘り、堆肥と肥料を入れて攪拌し埋め戻した。

後は、堆肥にてマルチングが施された。