月々の手入れ『春花の剪定のやり方』
講師 星隈 秀雄
第144回春のばら展が5月1日(水)~5月3日(金)に開催が決定しました。
いつもは、ゴールデンウイーク明け頃なので2月中旬頃に剪定されているのではないかと思います。
今回はばら展が約1週間は早いので、3週間~1ヶ月早く剪定しても良いのではないかと思われます。
私は1月13日に剪定してから元肥入れをしました。
皆さんも1月末までには遅くても剪定した方が良いと思います。
芽が膨らんで無い枝(強剪定・ナックルカット剪定)と弱剪定では、開花日数にも若干違いが出ます。それも考慮しましょう。
先ずは、根本から樹液が何処に盛んに流れているか観察しましょう。充実した枝は秋の開花で枝が良く伸びてます。また枝も寒焼けをして赤く染まってます。
老化した生気を感じない枝は残しても良くなりません。思いきって除去しましょう。
後は、春の開花の状態を想像しながら、何処の芽で剪定したら他の花枝とぶつからないかと、この枝から何本咲かせるかを私は考えて剪定してます。その通りになるかが楽しいです。
ただ困ってしまう株もあります。特に1本だけが成長が良すぎる場合、他の枝に養分が行かない為にその枝が衰えます。その時は、成長が良すぎる枝を除去するか、枝を多く出させるような強剪定して樹形を整える事に注力します。